did play...?
(瑞姫、見えてるよ、完璧。

 隠れて崩れてるけど見えてるよ、)

「え、嘘ですよね!?」

「本気だけど…文句あるか?」

少し殺意がまじったような眼には

さからえることなど人類は出来ない。

「でも、昨日あったばっかりで…」

「会った日にちなんて関係ねぇ」

といいあたしの手をひっぱっていった。

少し早目のある気についていくのが

精一杯だった。

「どこにいくんですか!?」

「赤平の家だ。」

(赤平…赤平。…赤平優介。

 ゆうすけええええええええええ!?)

「ゆ、優介のところいくんですか!?

 ってか、もう帰ってきてますかね?」

「おう。あいつ、午前でだるいって

 帰ったからな。ってか、優介の家に

 行くからお前に付き合ってほしいって

 いってんだけども。」

(ん?あ、そっちの「付き合う」ね。

 勘違いしててバカか、あたし。)

顔があっつかった、自意識過剰すぎて。

(少しがっかりするかも…って

 なんでがっかりしてんだ、アタシ。)
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