did play...?
第4章 2人の王子様
「あ、優ちゃんの元カノ!!」

指をさされた。わざとではないかも

しれないけれども…腹がたった。

「私ね、りゅーと付き合う事にした!」

耳を疑った。でも、美麗は口を

閉じることはなかった。

「優ちゃんのこと飽きた!りゅーの方が

 優しいしさあ~。」

嘘といってほしかった。

竜太は仕事に戻ってしまった。

「優ちゃんは返す!」

その瞬間、何かがプチンとキレた。

「黙っていれば自分中心で!何で、

 今更返すとか言うの!??」

先輩でも…もうおかまいなし。

『悔しさ』でうめられていた。

「だって前もいったけどあたしの方が…」

「美麗さん…最低っすね」

瑞姫が一言いって私の手をひっぱり出た。

「何で美麗って名前知ってるの?」

「家近所で親が仲良いの」

(そうなんだ…)

そんなことよりも気分は最悪。

(なんで今更…)

気付かない方がよかったかも。
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