did play...?
「梨花、ちょっときて」

「いやだ。」

目をあわせず、一言いった。

すると、教室の中まではいってきて

わたしの手をひっぱった。

「話したいことがあるんだ!」

その強い口調に負けついていった。

ついていった先は…屋上。

「なんでここ?」

「いいから。あのさ…」

「あ、私、もう大丈夫!美麗さんとは

 なかよくしててね?」

と笑顔で答え逃げようとした。

でも、もう遅かった。

気がついた時には竜太との距離は…

0だった。

「あの話はちが…」

「最低!!」

パニック状態になって走って逃げた。

最低なんて思っていなかった。

忘れかけていた竜太への気持ちを

思いだしそうで怖くなった。

「もういやだぁ…」

息切れがひどく、疲れ果てて

膝から崩れ落ちた。

ペタンっと音が鳴り、

他は遠くから聞こえる体育館からの

掛け声。涙がどんどん溢れた。
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