did play...?
なぜか悔しい気分になっていた。

すると、携帯のバイブ音が聞こえた。

ポケットから取り出すと…『優介』。

「もしもし…優介?」

「おう。外見てたらお前走ってんの

 見えて…心配してさ」

(そのために…わざわざ??)

「話なら聞いてやるよ」

「うん…あのね…」

というと足音がきこえた。

(やばい!先生かも…!)

「優介!足音聞こえ…」

どんどん近づく足音。

(携帯…まずい!)

「はははっ」

笑い声が携帯からと近くから聞こえる。

「…え?」

「話は俺がゆっくり聞く。

 …涙はふいてやれねぇけどな」

少し嬉しかった。…寂しかったから。

「優介…」

携帯を閉じた。びっくりしすぎて

涙が止まった。

「美麗、竜太の事、本気で好きじゃ

 ねぇよ?なんつーか…。」
< 41 / 71 >

この作品をシェア

pagetop