did play...?
その瞬間、鳥肌がたった。

…この女がおそろしくなってきた。

その瞬間、はしった。

途中で優介にあった。

声をかけられた気がした。

…でも、無視をして…走って行った。

なんか…嫌な予感がした。

あたしを嫌いな美麗さんなら、

こんなこともやりかねないと。

…理科室につくとドアの窓から

竜太とロングヘアーの女の子が見えた。

「りゅぅ…」

他の女がそんな声で

呼ぶ声なんて聞きたくなかった。

リップ音が聞こえ…耐えきれなくなった。

「竜太…」

弱々しく竜太を呼ぶと少しビックリした

ように私の方をみた。

「…梨花…。」

「あ、誤解を解こうと思って!!

 優介のこと好きになってないし…

 えーっと…その…。」

言葉がつまってしまって

うまく言葉がいえない。

伝えたいことがいえない。

泣きそうになったから後ろを向いて

逃げようとしたときだった。
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