did play...?
第7章 大人へ。
竜太side

「竜太ぁ…好きっ…離れたくないよ…」

囁かれて…

朝起きると梨花がいなかった。

「梨花…!?」

ビックリして起き上がると

…俺の言葉に返事はなく

テーブルの上に一枚の紙がおいてあった。

『竜太へ

 竜太には感謝してるよ。

 …でもね、迷惑をかけたくないの。

 竜太が大好きだから離れなきゃ。

 …さようなら。  by梨花』

小さく丸い字で書いてあった。

…その字は少しふるえていた。

すると、文字がにじんでいった。

俺は壁をこぶしで殴った。

「なんでっ…だ…よっ…」

こんなに好きな人のことで

暑くなるのは久々だった。

すぐ電話した相手は…『優介』。
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