did play...?

「優ちゃんの迫真の演技、すごかった!

　お礼にチューしてあげるっ」

（…演技?）

「ああ。彼女のために頑張るのが彼氏。

　好きだぜ、美麗。」

「俺も好きだ。」

どんどん二人の世界へ。

見ているのが辛くなった。

だまされた自分がダサすぎて。

「そんでー話入るけど、なんで人の男

　と遊んでるの?」

「それは海人が誘って…」

すると、海人がコンクリートの壁の方に

あたしを追い込んで行った。

「何よ。」

ギラッと睨むと怪しく笑った。

「あんたさぁ、嘘はよくねぇょ?」