おいしいみるくのつくりかた!
寝室から一階のダイニングキッチンへと降りてくると、なぜか部屋がうす明るいのに気づいた。
常夜灯を消していなかったのだろうか、そう思いながら部屋を覗き込むと、テーブルについている一つの影を見つけた。
同居しているハルだ。
ハルは電気をつけず、その代わりにキャンドルを灯していた。
「ハル・・・?」
「あれ、陽子。どうかした?」
「ちょっと眠れなくなっちゃって・・・」
向かい合った椅子に座ると、ハルが甲斐甲斐しくブランケットを持ってきてくれた。
そっと肩に掛けてくれたので、ありがとう、とお礼を言う。
再び向き合ってテーブルに座ると、ハルが口を開いた。
「俺も眠れなくって。それで、この前商店街のくじ引きで当てたアロマキャンドルを開けてみようかなって、思ったんだ」
「へえ、綺麗だね」
ゆらゆらと揺れる灯が、二人の顔を照らし出す。
仄かに桜の雅な香りがした。
常夜灯を消していなかったのだろうか、そう思いながら部屋を覗き込むと、テーブルについている一つの影を見つけた。
同居しているハルだ。
ハルは電気をつけず、その代わりにキャンドルを灯していた。
「ハル・・・?」
「あれ、陽子。どうかした?」
「ちょっと眠れなくなっちゃって・・・」
向かい合った椅子に座ると、ハルが甲斐甲斐しくブランケットを持ってきてくれた。
そっと肩に掛けてくれたので、ありがとう、とお礼を言う。
再び向き合ってテーブルに座ると、ハルが口を開いた。
「俺も眠れなくって。それで、この前商店街のくじ引きで当てたアロマキャンドルを開けてみようかなって、思ったんだ」
「へえ、綺麗だね」
ゆらゆらと揺れる灯が、二人の顔を照らし出す。
仄かに桜の雅な香りがした。