ホントの初恋
食堂に着くと、もう見終わって
早くもランチタイムに入っている子たちがいた。

あたしたちが一番最初に
出たはずなのに、みんな早い。


「俺はちょっと行くところがあるからここで。
 1年生はこれで今日の授業は終わりだから
 あとは自由時間。じゃぁまたね。」

広瀬先輩はそれだけゆうと
食堂から出ていった。




「おいしー!!」
「うん、めっちゃおいしー!」

あたしたちは、人目も気にせずに
思わず大きな声を上げる。


食堂の料理は想像していたよりも
ずっと美味しかった。



< 26 / 49 >

この作品をシェア

pagetop