キレイなお腹
目が醒めた瞬間、そこは真っ白な壁…だなんて、ベタなセリフ。

でも、その通りで。一瞬で、ここは病院なのだとわかった。
「気づいたか?」

聞き慣れない声の先には、見慣れない人。

確か…

「広瀬 ユウ。ここは病院。」

「…わかるよ。」

「救急車でここに運んでもらった。」

「アッキ―は?」

「オヤジさんを呼んでくるってどっか行った。」

「…あたしの?」

「…だろ?」

余計な事を…
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