ヤンキーに恋をして…
高校デビュー
私は、藤井美奈。
今日から高校デビュー!!
つまり、今日は高校の入学の日なのです♪
みんなの高校のイメージってどんな感じ?
普通ゎ…
*イケメンの彼氏できたり…
*メイクしたり、制アレしたり…
*友達いっぱい作ったり…
したいけど…
私は可愛くないから無理無理!!!!
彼氏なんてできるわけないし(特にイケメンなんて…)
オシャレしたって似合うわけないし…
友達なんて、人見知りな性格だから中学からあまりいなかった…
なので、私はとりあえず
ガリ勉デビュー!!
*硬く結んだおさげ
*真っ黒の縁ありメガネ
*膝下スカート
*膝と、くるぶしとの間の長さの白い靴下
…っていう。
ま、つまり目立つのが嫌いなんですよ。
「お母さん、行ってきまーす。」
「美奈、ダッサ…」
「由衣、うるさい!!由衣ゎ、オシャレしすぎなんだよ、バカのくせに…」
「美奈は真面目すぎんだよ!!それに…お姉ちゃんにむかってバカって言うな、アホ!!」
そぅ、由衣っていうのは私のお姉ちゃん。いっつも、口喧嘩してるんだけど、ホントは優しいんだ♪
「ほらほら、口喧嘩してないで早く学校にいけよ。」
お父さんは…誰よりも優しい((笑
「はーい、行ってきまーす。」
(やっばぁ…入学式遅れるじゃん!!お姉ちゃんに後で文句言ってやる…)
「着いた……」
(ま、ギリギリセーフってとこ?)
「美奈ぢゃん♪はよ~♪」
「ハア…ハア……ぉ、はよ…ハア…」
「まさか~?入学式そうそう遅刻して走って来たな?」
「…正解」
この子は、中学の時のたった一人の友達。佐藤弥夕(さとう みゆ)。
すっごい仲良かったんだ。いじめから救ってくれて…
「てか美奈、ウチらまた同じクラスだよ~♪」
「ホントだ!!やったぁ☆」
「ちゃっちゃと、教室行きますか♪」
「そぉだね♪」
ガラガラガラー
「ぉ、みんな来てる来てる~♪」
「弥夕…席見よ?」
「ぁ…ぅん!!そだね♪」
その後、入学式が始まった。
今、思い出せば、校長の話が長かったことしか覚えていない。
ずっと立ってたから足が痛かったのも覚えてる((笑
入学式が終わった時に弥夕にゎ、もぅ他に友達できたみたいだった…
「ぁー、美奈?てか、いつまでそれやり続けんの?イメチェンしよ?」
「あぁ…これか…オシャレなんてしても似合わないって…」
「はぁ~?何言ってんの!!美奈ゎ、自分のかわいいとこ全部そのガリ勉のイメージで隠してるんだよ?」
「そ…そぅかな…」
「ぅん!!よっしゃ、美奈のイメチェン大作戦~!!!」
「ゎ…わぁ~…(?)」
と、とっさに意味の分からない歓声を入れる…
「美奈、こっち来て!!」
「ちょ、待ってよ~…」
すごい力で、弥夕に腕を引っ張られた。
私達のクラス、1-1ゎ北校舎の一番端で、トイレゎ、1-1の反対の南校舎にある…
だからトイレまで…凄い遠くて疲れた…
私は…ちゃんとイメチェンできるのかな…