clover's mind
二話 ヘッドバットプリンセス
◇カフェ・オレ
喫茶店において一番重要なポイントはどこかというと、やはりいかに珈琲がうまいか、につきると思う。
同じ豆を使っているとしても淹れかたしだいで味は格段に違ってくる。
「草太、カフェ・オレひとつ」
マスターからかかる声。
「ウィムッシュ」
足を交差させ、左手を後ろにまわし、右手を胸にあててうやうやしくお辞儀をする。
「なんだそりゃ?」
「気にしないでください。最近のマイブームなだけです」
呆気にとられているマスターを置き去りにしてさっそく俺はカフェ・オレにとりかかることにした。
同じ豆を使っているとしても淹れかたしだいで味は格段に違ってくる。
「草太、カフェ・オレひとつ」
マスターからかかる声。
「ウィムッシュ」
足を交差させ、左手を後ろにまわし、右手を胸にあててうやうやしくお辞儀をする。
「なんだそりゃ?」
「気にしないでください。最近のマイブームなだけです」
呆気にとられているマスターを置き去りにしてさっそく俺はカフェ・オレにとりかかることにした。