clover's mind
 ま、それはそれとして。

 背が高く細いグラスを用意。

 カフェ・オレはここからが難しい。

 サイフォンに少し余らせておいたお湯を注ぎ、二三度グラスの中で遊ばせて温める。

 お湯を捨てた後、硝子棒を使って中に珈琲をしずしずと流し込む。

 ここでできるかぎり波立たせないようにしなくちゃぁだめ。

 さぁ勝負所がやってきた。

 腕のみせどころだ。
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