clover's mind
「んっくぅぁぅぅぅ……」

 その場にうずくまる女の子。

「マスター!」

 俺は店内に客が数組いるにもかかわらず大声でマスターに呼びかけると、片手を腰にあて、もう片方の手をマスターに向かって突きだし、親指を“おったてて”ウインクした。

 第三印象。

 コイツ最高だ! 惚れちまったぜ!

 面接が終わって彼女が帰ったあとマスターと二人、爆笑したのはいうまでもない。

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