clover's mind
ともあれ、
「ごめんください」
インターホンを押して呼びかける。
「はい。どちらさまでしょう?」
紙コップを口にあてて喋っているような声がインターホンから聞こえた。
まゆみのバイト先の同僚だということと、今日休んだので病気でもしたのではないかと思いお見舞いにきたのですが、と伝える。
「少し、まってもらえるかしら」
言葉通りほどなくして玄関からまゆみの母親らしき女性がでてきた。
なんだか緊張して顎をひょいと出すような中途半端なお辞儀をすると、お母様はニコリと笑って俺を中に招き入れてくれた。
すみません、不作法者で。
「ごめんください」
インターホンを押して呼びかける。
「はい。どちらさまでしょう?」
紙コップを口にあてて喋っているような声がインターホンから聞こえた。
まゆみのバイト先の同僚だということと、今日休んだので病気でもしたのではないかと思いお見舞いにきたのですが、と伝える。
「少し、まってもらえるかしら」
言葉通りほどなくして玄関からまゆみの母親らしき女性がでてきた。
なんだか緊張して顎をひょいと出すような中途半端なお辞儀をすると、お母様はニコリと笑って俺を中に招き入れてくれた。
すみません、不作法者で。