clover's mind
それなりに部屋を片付けておいたことに安堵しつつ再び寝床に戻ったのも束の間、
「なにやってんだ?」
おもむろに台所に立つまゆみ。
「い~から横になってて」
そう背を向けたまま答えた彼女は手にさげていた買い物袋の中身を広げ、次に戸棚やら冷蔵庫やらををあれこれと開けては、
「ん~っと……あ、ここね。で、あれは……あったあった」
何を探しているのかはここからじゃ見えないが、どうやら何かの調理器具を探しているらしい。
がらんごろん、という音が聴こえるあたりどうやら鍋の類のようだが……。
「おい、なにやって──」
「い~から、病人は黙って横になってなさいっていってるでしょ!」
起き上がって様子を見ようとしたらぴしゃりっ、といい放たれてしまった。
「はい……」
しかし、ほんの一瞬だけ見えたモノから俺はあるものを連想する。
こ、これは──まさか!?
「なにやってんだ?」
おもむろに台所に立つまゆみ。
「い~から横になってて」
そう背を向けたまま答えた彼女は手にさげていた買い物袋の中身を広げ、次に戸棚やら冷蔵庫やらををあれこれと開けては、
「ん~っと……あ、ここね。で、あれは……あったあった」
何を探しているのかはここからじゃ見えないが、どうやら何かの調理器具を探しているらしい。
がらんごろん、という音が聴こえるあたりどうやら鍋の類のようだが……。
「おい、なにやって──」
「い~から、病人は黙って横になってなさいっていってるでしょ!」
起き上がって様子を見ようとしたらぴしゃりっ、といい放たれてしまった。
「はい……」
しかし、ほんの一瞬だけ見えたモノから俺はあるものを連想する。
こ、これは──まさか!?