私の彼氏様
一章
二ヶ月
付き合って二ヶ月、ただ今私はコイツ(彼氏)と付き合って散々泣かされています。
裏庭は私、朝比奈 香華(あさひな こうか)とコイツ九条 龍(くじょう りゅう)でお昼ご飯を食べていた。
「俺、イチゴミルクが良い~」
駄々をこねる龍に殴りたいと思った。
イチゴミルク売り切れてたんだもん、仕方ないじゃん。
「カフェオレも一緒でしょ」
そう言って、自分の緑茶を飲む。
「ま、いいや。一口ちょうだい?」
返事をする前にストローに口をつける龍。
一向に離さない口、チューと吸い上げる音。
それだけで色気があるって…
「あ、無くなった」
その言葉と共に、タタタッと走る音がした。