嫌いじゃない、好きだよ

『あ、ねえ、今日広松先生見てないよ。

 どこにいるのかな?』


「なんかね、高3の授業が朝一であるんだって」


『なんでそんなこと、あず知ってるんよ!』


「え、だって席一番前でしょ。

 だから、ときどきそういう話もしてくれるの。」


『だからなんか、すごい仲よさそうに見えたんや!』


「そんな仲良くないって!」
< 31 / 115 >

この作品をシェア

pagetop