チェリー~君が呼ぶ、あたしの名前~
「…ねぇマモル」
でもきっと、一人で強い人なんてどこにもいなくて。
「いいよ、利用して」
あたしはいつも、大切な人に支えられてきた。
それをずっと当たり前だと思ってたけど、でもそれは全然当たり前なんかじゃない。
「マモルになら、利用されても構わない」
マモルだってほんとは弱くて。
弱くて、傷つけて、傷ついてきたんだ。
宮川さんの言葉を思い出す。
『傷ついたらその分強くなれるし、傷つけたらその分、優しくなれる』
今その本当の意味を知った気がした。
驚いたマモルがあたしに顔を向けた。
あたしもその目を見つめる。
マモルの瞳に、あたしが見えた。
大丈夫、届いてる。
「…あたしはいつも、マモルの味方だから」
思ったんだ。
この人を、この優しくて強くて、そして弱いこの人を、守りたいって。
初めてわかった。
今までしてもらいたいばかりで、してあげたいことなんか何も思い付かなかったけど、こうして向き合えたからわかった。
この人を、救いたい。
少しでもいいから、光を見せたい。
でもきっと、一人で強い人なんてどこにもいなくて。
「いいよ、利用して」
あたしはいつも、大切な人に支えられてきた。
それをずっと当たり前だと思ってたけど、でもそれは全然当たり前なんかじゃない。
「マモルになら、利用されても構わない」
マモルだってほんとは弱くて。
弱くて、傷つけて、傷ついてきたんだ。
宮川さんの言葉を思い出す。
『傷ついたらその分強くなれるし、傷つけたらその分、優しくなれる』
今その本当の意味を知った気がした。
驚いたマモルがあたしに顔を向けた。
あたしもその目を見つめる。
マモルの瞳に、あたしが見えた。
大丈夫、届いてる。
「…あたしはいつも、マモルの味方だから」
思ったんだ。
この人を、この優しくて強くて、そして弱いこの人を、守りたいって。
初めてわかった。
今までしてもらいたいばかりで、してあげたいことなんか何も思い付かなかったけど、こうして向き合えたからわかった。
この人を、救いたい。
少しでもいいから、光を見せたい。