チェリー~君が呼ぶ、あたしの名前~
…あとがき…
この度は『チェリー』を読んでいただき、ありがとうございました。
今回この話を書くに当たり、あたしの中のテーマは2つありました。
ひとつは『愛』。
そしてもうひとつは『弱さ』です。
この作品の中で、あたしはいくつかの愛を描きたいと思っていました。
亜弥の愛。
マモルの愛。
"サクラ"の愛。
沙智の愛。
どれもが何処か間違えていたかもしれないし、正しかったのかもしれない。
それでもやっぱり、人を愛するということはとても素敵なものだと思いたい。
間違えたって仕方ないと思うのです。だって、正解の『愛の形』なんて誰もわからないと思うから。