チェリー~君が呼ぶ、あたしの名前~
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あの一本の電話が、一度目のあたし達の出会いだった。
あの電話がなかったら、文字通りあたしはいつまでもチェリーのままだった。
あたしの世界とマモルの世界は180゚違って、きっとホントは出会うことなんかなかったよね。
あの間違い電話は、あたしにとっては特別で、
マモルにとっても特別だったかはわからないけど、でもやっぱり特別であってほしいなって思う。
あの一本の電話がなかったら、
きっと咲かないままだった。
何もかも正反対なあたし達だったけど、
たったひとつ同じだったね。
それが間違いでも
それでも愛した。
あたし達は
未熟なチェリー。