女装系男子。
雅は瑞希を挑発するような目で見た
次の日の朝、大事件が起きてしまった
いつも通り、瑞希と学校に来ると、雅は既に他の子と喋っていた
雅は私を見ると近付いてきた
「!?」
「雅!?」
クラスの皆の前で、いきなり雅は私にキスをした
「雅…!?」
クラスの皆がざわつく、当たり前だ、女子校のクラスメイト同士がキスしてるんだもんね
「な…何やってんの!?」
私は少し怒鳴り気味に言ってしまったが、雅は微動だにもしない
「ここまですれば、和華と私は結ばれるんだよ…」
何を言ってるのかわからないといった皆の視線が集まる
「馬鹿言わないでよ…!」
「瑞希、」
雅が不意に瑞希を呼ぶと、瑞希は走って行って雅の胸ぐらを掴んだ
「雅、あんた何したか解ってんの!?」
「俺今日で仕事辞めるから。」
瑞希は怒鳴るときもちゃんと芝居を忘れていなかった