女装系男子。

「北海道って夏も寒いの?」



「いや、普通に暑いよ」



「彼氏とかいんの?」



「いないいない」



やっぱり女子でも美女には集るものだ



あ、電話…



「雅、トイレいってくるわ」



「ん、」



トイレの個室に入り電話に出ると、直ぐに切れてしまった



「なんだイタ電か…」



用も済んだので個室から出ようとしたら、誰かが電話をしながら隣の個室に入ってきたので待つことにした



「全然ばれないよ、てか悪趣味すぎない?こんなんいつまでやればいいの?」



…男の人…?



「若林瑞希です☆とか言っちゃってね、自分でいって寒かったわ」



若林瑞希…?その名前に動揺して携帯を落としてしまった



「誰?」



電話を切ったらしく、私に話しかけてきた



私は怖くなって個室から急いで出て、トイレから教室に逃げた



なんかやばい…?



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