愛されない月姫

倉庫

しばらくなでられてたが


「もういいよ、ありがとう」

玲はすぐ手を下ろした。


それを少しさびしく思う自分がいた。


「じゃあ、倉庫行くか。」


玲の合図に留美と二人で目を合わせ、


決心して切り出した。

「あのね、私目立ちたくなくて変装してたの」




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