愛されない月姫


「じゃあ、倉庫行くか。」


玲がそう言ったのを聞くとみんな屋上を出だした。



私は遅れて立ち上がり


行こうとしたとき、


ふと、自分以外の影があることに気づいて




下げていた頭を上げるとそこには玲が立っていた。


「行かないの?」


動かない玲を見て私がそう問いかけると、


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