【完】天使の花〜永遠に咲き誇る愛を〜
頷いた私に氷室部長は
「…そうか。やっぱりアイツの事か。」
と、ポツリと呟いた後
「…だから、野村さんは
そんなに泣いてるんだな?
すっかり目を腫らして…。」
と、切なげな表情で私を見た。
しばし、無言の空気が流れた後
部長の手が私の頭に置かれ
優しく撫でられた。
軽く見上げると
さっきよりは優しい表情で
私を見つめていた。
その瞳と表情に“ドキッ”とした。
「…野村さん、震えてるぞ。
寒いのもあるだろうけど
笠置との間にダメージを受けるような
何かがあったのか?」
「………。」
「…そうなんだろ?
こんな所まで来るほどだから
相当混乱したんだな?」
どうしよう…泣きそう。
察知してくれているらしい
部長の言葉が優しい。
でも、もう泣いちゃダメだ。
ひっしで抑えようとするも
「…何があったのか教えてくれないか?
…俺は、野村さんの味方だよ。
だから……。」
そう言って優しく微笑みを浮かべた
氷室部長のその一言に
私の涙腺は再び崩壊した。
「…うっ……部長…辛かった。」
いつのまにか私は
荷物が手から落ちている事も構わず
ただただ縋りつくように
氷室部長のコートにしがみつき
部長の胸にそっと顔を埋めた。
「…野村さん!?」
一瞬、氷室部長の戸惑うように
私の名前を呼ぶ声がきこえた。
「….…うっ…うぅっ…。」
そのまま嗚咽を漏らしながら
私は泣いた。
「…そうか。やっぱりアイツの事か。」
と、ポツリと呟いた後
「…だから、野村さんは
そんなに泣いてるんだな?
すっかり目を腫らして…。」
と、切なげな表情で私を見た。
しばし、無言の空気が流れた後
部長の手が私の頭に置かれ
優しく撫でられた。
軽く見上げると
さっきよりは優しい表情で
私を見つめていた。
その瞳と表情に“ドキッ”とした。
「…野村さん、震えてるぞ。
寒いのもあるだろうけど
笠置との間にダメージを受けるような
何かがあったのか?」
「………。」
「…そうなんだろ?
こんな所まで来るほどだから
相当混乱したんだな?」
どうしよう…泣きそう。
察知してくれているらしい
部長の言葉が優しい。
でも、もう泣いちゃダメだ。
ひっしで抑えようとするも
「…何があったのか教えてくれないか?
…俺は、野村さんの味方だよ。
だから……。」
そう言って優しく微笑みを浮かべた
氷室部長のその一言に
私の涙腺は再び崩壊した。
「…うっ……部長…辛かった。」
いつのまにか私は
荷物が手から落ちている事も構わず
ただただ縋りつくように
氷室部長のコートにしがみつき
部長の胸にそっと顔を埋めた。
「…野村さん!?」
一瞬、氷室部長の戸惑うように
私の名前を呼ぶ声がきこえた。
「….…うっ…うぅっ…。」
そのまま嗚咽を漏らしながら
私は泣いた。