【完】天使の花〜永遠に咲き誇る愛を〜
初めて恋をするように
胸がドキドキして、顔が紅くなる。
氷室部長の妖艶な瞳に見つめられ
『俺の前から消えないでくれ。』
なんて、そんな事を言われたら
何も言えなくなる。
氷室部長にキスをされた唇が
昨夜抱き締められたカラダが
熱を帯びるように熱くなる。
その時
「…ほら、羽美花…飲めよ。」
私の目の前に
水の入ったグラスが差し出された。
顔をあげると
「ほら、飲めよ。
昨夜泣き過ぎたから、喉乾いただろ?」
氷室部長がいつもの優しい眼差しで
私を見つめていた。
「…はい、ありがとうございます。」
私は両手を伸ばすと
グラスを受け取り、口に含んだ。
昨日は確かに泣き過ぎた。
体の水分が抜けてしまうくらい泣いて
喉も乾いていたから
ミネラルウォーターが染み渡った。
しばらくして
「…で、羽美花。
そのプレゼントは
アイツにあげるつもりだったのか?」
私の傍にあったプレゼントを
氷室部長は再び指差した。
「…はい。そうです。
渡す事は叶わなくなりましたけど。」
私は頷いて手に取った。
すると
「…だったら、羽美花。
そのプレゼント…俺にくれないか。」
グラスを片付けてもう一度
私の前に腰を下ろした部長が
手を差し出した。
私は目を見開き
「…えっ!?…これをですか?
だってこれは…その…。」
慌てながら、氷室部長を見ると
「…何だ?何か不都合でもあるのか?
アイツのネームでも入っているのか?」
と、怪訝そうな顔をした。
「…あっ、いいえ。
それは絶対に違いますけど。」
私は手を左右に振ると
「…だったら、問題ないじゃないか。
俺が欲しいんだ。
アイツの為に買ったモノでもいい。
羽美花が悩んで、迷って選んだ
それが欲しい。
お願いだから…。
そのプレゼント…俺にくれないか。」
氷室部長が手を伸ばしながら
私に懇願するような瞳で私を見た。
胸がドキドキして、顔が紅くなる。
氷室部長の妖艶な瞳に見つめられ
『俺の前から消えないでくれ。』
なんて、そんな事を言われたら
何も言えなくなる。
氷室部長にキスをされた唇が
昨夜抱き締められたカラダが
熱を帯びるように熱くなる。
その時
「…ほら、羽美花…飲めよ。」
私の目の前に
水の入ったグラスが差し出された。
顔をあげると
「ほら、飲めよ。
昨夜泣き過ぎたから、喉乾いただろ?」
氷室部長がいつもの優しい眼差しで
私を見つめていた。
「…はい、ありがとうございます。」
私は両手を伸ばすと
グラスを受け取り、口に含んだ。
昨日は確かに泣き過ぎた。
体の水分が抜けてしまうくらい泣いて
喉も乾いていたから
ミネラルウォーターが染み渡った。
しばらくして
「…で、羽美花。
そのプレゼントは
アイツにあげるつもりだったのか?」
私の傍にあったプレゼントを
氷室部長は再び指差した。
「…はい。そうです。
渡す事は叶わなくなりましたけど。」
私は頷いて手に取った。
すると
「…だったら、羽美花。
そのプレゼント…俺にくれないか。」
グラスを片付けてもう一度
私の前に腰を下ろした部長が
手を差し出した。
私は目を見開き
「…えっ!?…これをですか?
だってこれは…その…。」
慌てながら、氷室部長を見ると
「…何だ?何か不都合でもあるのか?
アイツのネームでも入っているのか?」
と、怪訝そうな顔をした。
「…あっ、いいえ。
それは絶対に違いますけど。」
私は手を左右に振ると
「…だったら、問題ないじゃないか。
俺が欲しいんだ。
アイツの為に買ったモノでもいい。
羽美花が悩んで、迷って選んだ
それが欲しい。
お願いだから…。
そのプレゼント…俺にくれないか。」
氷室部長が手を伸ばしながら
私に懇願するような瞳で私を見た。