【完】天使の花〜永遠に咲き誇る愛を〜
翌朝12月24日
クリスマスイブのこの日。
氷室部長と私は朝早くに
マンションを出発して
今、部長の愛車の助手席に乗っている。
誰もが知っている黒色の高級車。
きっと高いと思うけど、素敵な車。
部長クラスはさすがだなぁと思った。
と、同時に思い出した。
学生の時に初めて部長に会った時に
乗せられたのも
一昨日に駅で会った時に
乗せられたのも
部長が運転するこの愛車だったと。
私の他にも
誰か女性を乗せたりした事は
あるのかな?
私はチラリと部長の横顔を見た。
「…羽美花?どうした?」
氷室部長が私の視線に気づいて
視線は前ながらも、私に問いかけた。
「…あっ、いえ。
氷室部長の車に乗るのって
これで3回目だなぁ…って。」
「…確かにそうかもな。
それがどうかしたか?」
聞き返された私は慌てて
「…あっ…その…いえ。
私以外の女性も今までこうして
この車に乗っていたのかな?って。」
言ってから“あっ”と思った。
私…何言ってるんだろう…。
すると氷室部長は
途中にあるSAに入ると
駐車場に車を停めた。
トイレ休憩かな?と思って
部長の方を向くと突然
“チュッ”と
触れるだけのキスをされた。
「…なっ!?」
驚いて顔が紅くなりそうな私の頭に
氷室部長の手が置かれた。
“ドキッ”としながら部長を見ると
「…可愛いな…嬉しいよ。
嫉妬してくれるのか?」
と、部長は
意地悪そうな笑みを浮かべた。
「…あっ…あの、その。」
紅くなって俯いた私に
「…安心しろよ。
この車の助手席に乗った女性は
羽美花が初めてだ。
後部座席は妹や学生の時の
羽美花と菊田花菜子だけは
乗った事はあるが他はいない…。」
「………。」
「…だから、疑うな。」
そう言って再び
私に触れるだけのキスを落とした。
クリスマスイブのこの日。
氷室部長と私は朝早くに
マンションを出発して
今、部長の愛車の助手席に乗っている。
誰もが知っている黒色の高級車。
きっと高いと思うけど、素敵な車。
部長クラスはさすがだなぁと思った。
と、同時に思い出した。
学生の時に初めて部長に会った時に
乗せられたのも
一昨日に駅で会った時に
乗せられたのも
部長が運転するこの愛車だったと。
私の他にも
誰か女性を乗せたりした事は
あるのかな?
私はチラリと部長の横顔を見た。
「…羽美花?どうした?」
氷室部長が私の視線に気づいて
視線は前ながらも、私に問いかけた。
「…あっ、いえ。
氷室部長の車に乗るのって
これで3回目だなぁ…って。」
「…確かにそうかもな。
それがどうかしたか?」
聞き返された私は慌てて
「…あっ…その…いえ。
私以外の女性も今までこうして
この車に乗っていたのかな?って。」
言ってから“あっ”と思った。
私…何言ってるんだろう…。
すると氷室部長は
途中にあるSAに入ると
駐車場に車を停めた。
トイレ休憩かな?と思って
部長の方を向くと突然
“チュッ”と
触れるだけのキスをされた。
「…なっ!?」
驚いて顔が紅くなりそうな私の頭に
氷室部長の手が置かれた。
“ドキッ”としながら部長を見ると
「…可愛いな…嬉しいよ。
嫉妬してくれるのか?」
と、部長は
意地悪そうな笑みを浮かべた。
「…あっ…あの、その。」
紅くなって俯いた私に
「…安心しろよ。
この車の助手席に乗った女性は
羽美花が初めてだ。
後部座席は妹や学生の時の
羽美花と菊田花菜子だけは
乗った事はあるが他はいない…。」
「………。」
「…だから、疑うな。」
そう言って再び
私に触れるだけのキスを落とした。