【完】天使の花〜永遠に咲き誇る愛を〜
私は軽く息を吐くと
「…氷室部長ありがとうございました。
私を助けてくれた事や
あの2人に色々言ってくれて…。
それに、あの場所まで探しに来てくれて
ありがとうございました。」
氷室部長がいつもより恐かったけど
総務や人事に何を言ったのかとか
聞けない事はまだあるけど
まだ聞かない方が無難かもしれない。
だから、飲み込む事にした。
でも、本当なぜだろう…。
満君の事…本当に吹っ切れた。
私達本当に何だったんだろう…。
将来まで考えていたのに…。
気持ちはまだ残るけど。
そんな私からのお礼の言葉に
「…いや…礼には及ばない。
当然の事だ…。
駐車場に一旦荷物を置きに行って
羽美花にメールした後
遠くに笠置が歩いてたのが見えた。
なぜ、アイツが…と思った時
何か胸騒ぎがして、羽美花を探した。
…一人にさせて本当にごめん。
迂闊だった。
アイツらが来ないとは限らないと
思うべきだった。
…それに、羽美花を怖がらせて
本当に悪かった。」
さっきまでとは違う。
感じていた強張りが取れたように
本当に申し訳なさそうな顔で謝る
彼に私は首を横に振った。
「…いいえ。
私こそ心配かけて本当にごめんなさい。
泣いて迷惑かけました。」
頭を軽く下げて謝ると
さらにグッと引き寄せられた。
そして
はぁ…っと、彼は大きな息を吐いた
ドキリとして
そっと彼の顔を見上げると
切なそうな表情と彼の瞳が
私を捉えてさらにドキッとした。
彼は私から視線を逸らし
遠くを見るような表情になると
そのままゆっくり口を開いた。
「…情けないな、俺は。
やっと羽美花を手に入れた筈なのに
あの場所で泣いてた羽美花見た時
…無性に笠置に嫉妬した。」
「…えっ!?どう言う…事…?」
意味がわからない私に
「…俺が知らない羽美花を
アイツは知り過ぎていたと思うと
羽美花の心を骨抜きにするほど
翻弄していたのかと思うと
…悔しくて堪らなかった。」
彼は唇を噛み締めるような顔をした。
「…氷室部長ありがとうございました。
私を助けてくれた事や
あの2人に色々言ってくれて…。
それに、あの場所まで探しに来てくれて
ありがとうございました。」
氷室部長がいつもより恐かったけど
総務や人事に何を言ったのかとか
聞けない事はまだあるけど
まだ聞かない方が無難かもしれない。
だから、飲み込む事にした。
でも、本当なぜだろう…。
満君の事…本当に吹っ切れた。
私達本当に何だったんだろう…。
将来まで考えていたのに…。
気持ちはまだ残るけど。
そんな私からのお礼の言葉に
「…いや…礼には及ばない。
当然の事だ…。
駐車場に一旦荷物を置きに行って
羽美花にメールした後
遠くに笠置が歩いてたのが見えた。
なぜ、アイツが…と思った時
何か胸騒ぎがして、羽美花を探した。
…一人にさせて本当にごめん。
迂闊だった。
アイツらが来ないとは限らないと
思うべきだった。
…それに、羽美花を怖がらせて
本当に悪かった。」
さっきまでとは違う。
感じていた強張りが取れたように
本当に申し訳なさそうな顔で謝る
彼に私は首を横に振った。
「…いいえ。
私こそ心配かけて本当にごめんなさい。
泣いて迷惑かけました。」
頭を軽く下げて謝ると
さらにグッと引き寄せられた。
そして
はぁ…っと、彼は大きな息を吐いた
ドキリとして
そっと彼の顔を見上げると
切なそうな表情と彼の瞳が
私を捉えてさらにドキッとした。
彼は私から視線を逸らし
遠くを見るような表情になると
そのままゆっくり口を開いた。
「…情けないな、俺は。
やっと羽美花を手に入れた筈なのに
あの場所で泣いてた羽美花見た時
…無性に笠置に嫉妬した。」
「…えっ!?どう言う…事…?」
意味がわからない私に
「…俺が知らない羽美花を
アイツは知り過ぎていたと思うと
羽美花の心を骨抜きにするほど
翻弄していたのかと思うと
…悔しくて堪らなかった。」
彼は唇を噛み締めるような顔をした。