【完】天使の花〜永遠に咲き誇る愛を〜
私だってこの愛が
充実していると思っていた。
あの人に愛されていると思っていた。
なのに、今は何でこんなに
今でも壊れそうなほど
グラグラ揺れる橋の上を
歩いているような気分なんだろう。
ココロの中に咲く花々も
夏なのにお日様の光を浴びられず
愛と言う栄養も与えられず
ただ震えて泣いている。
探しても見つからない
あなたの本当の愛が…。
見えない迷路の中に迷い込み
纏わり付いて離れない言葉と不安と
恐怖に怯えながら
不安定で恐くて堪らない想いを
私は花々と一緒に抱えていた。
…私はどうしたいんだろう。
彼を拒絶しても
何もならないとわかっているのに
なぜ素直になれないんだろう。
聞けなかった…恐かった。
離れていかれるんじゃないかと
あの人の口から『復縁』を
聞かされるんじゃないかと思うと…。
涙が止まらない私に
「…羽美花、大丈夫?…帰れる?
今日、話せそう?」
花菜子が優しく背中を撫でてくれた。
「……うん。」
頷いた私に
「…バッグ、私が代わりに
取ってきてあげる。
その顔では、皆が驚くと思うから。」
そう言って花菜子は
私が持っていたファイルを手に取った。
その言葉にココロが
ますます弱くなったのか
「ねぇ、花菜子。
私は…きっと捨てられる…。
花菜子みたいに…
亜美ちゃんみたいに….なれない。」
「…はっ!?何!?
羽美花?…何言ってるの!?」
花菜子の驚いて戸惑う声がする。
「…私は、結婚出来ないかもしれない。
…もう、傷つきたくなかったのに。
今度こそ、幸せになりたい。
幸せになれると思ってたのに…。」
花菜子の前で再び涙を流して泣いた。
充実していると思っていた。
あの人に愛されていると思っていた。
なのに、今は何でこんなに
今でも壊れそうなほど
グラグラ揺れる橋の上を
歩いているような気分なんだろう。
ココロの中に咲く花々も
夏なのにお日様の光を浴びられず
愛と言う栄養も与えられず
ただ震えて泣いている。
探しても見つからない
あなたの本当の愛が…。
見えない迷路の中に迷い込み
纏わり付いて離れない言葉と不安と
恐怖に怯えながら
不安定で恐くて堪らない想いを
私は花々と一緒に抱えていた。
…私はどうしたいんだろう。
彼を拒絶しても
何もならないとわかっているのに
なぜ素直になれないんだろう。
聞けなかった…恐かった。
離れていかれるんじゃないかと
あの人の口から『復縁』を
聞かされるんじゃないかと思うと…。
涙が止まらない私に
「…羽美花、大丈夫?…帰れる?
今日、話せそう?」
花菜子が優しく背中を撫でてくれた。
「……うん。」
頷いた私に
「…バッグ、私が代わりに
取ってきてあげる。
その顔では、皆が驚くと思うから。」
そう言って花菜子は
私が持っていたファイルを手に取った。
その言葉にココロが
ますます弱くなったのか
「ねぇ、花菜子。
私は…きっと捨てられる…。
花菜子みたいに…
亜美ちゃんみたいに….なれない。」
「…はっ!?何!?
羽美花?…何言ってるの!?」
花菜子の驚いて戸惑う声がする。
「…私は、結婚出来ないかもしれない。
…もう、傷つきたくなかったのに。
今度こそ、幸せになりたい。
幸せになれると思ってたのに…。」
花菜子の前で再び涙を流して泣いた。