【完】天使の花〜永遠に咲き誇る愛を〜
*****
藤堂部長と茉優莉先輩に送られて
咲輝翔さんのマンションに着き
久しぶりに足を踏み入れた
彼の部屋は変わってなくて
大好きなコロンの香りがした。
先輩から借りたワンピースから
部屋着に着替えた私は
彼が作ってくれた
中華粥を少しずつ食べた。
…あっ…おいしい…。
この数日間
全く食べられなかったのに
苦しくて辛かったのに
「…ゆっくり食べろ。」
頭を撫でられて
いい香りに誘われて啜った瞬間
全身が素直に『おいしい』と反応した。
同時に彼が傍にいてくれている。
私の為に病院まで駆けつけてくれた。
静花さんじゃなくて
私の元へ戻って来てくれた。
私を心配してくれた。
『復縁しない』と言ってくれた。
『愛してる』と言ってくれた。
いろんな想いが込み上げて来た。
ポロリ…ポロリと涙が溢れた。
「…どうした?お腹痛むのか?」
心配そうに私を見る彼に
私は首を横に振った。
「…嬉しいの。
咲輝翔さんと一緒にいられるのが…。
ずっと食べられなかった…。
…苦しかった。」
見つめながら涙を溢す私に
「…全く…勝手に暴走するから。」
苦笑いしながらも
「…素直でよろしい。」
と、私の隣にまわった彼は
さらに椅子をくっつけて座ると
「…泣くなよ。」
ティッシュで優しく涙を拭いてくれて
「…一緒にいるから。ほら…。
なるべく冷めないうちに食べろ。」
と、頭を優しく撫でてくれた。
藤堂部長と茉優莉先輩に送られて
咲輝翔さんのマンションに着き
久しぶりに足を踏み入れた
彼の部屋は変わってなくて
大好きなコロンの香りがした。
先輩から借りたワンピースから
部屋着に着替えた私は
彼が作ってくれた
中華粥を少しずつ食べた。
…あっ…おいしい…。
この数日間
全く食べられなかったのに
苦しくて辛かったのに
「…ゆっくり食べろ。」
頭を撫でられて
いい香りに誘われて啜った瞬間
全身が素直に『おいしい』と反応した。
同時に彼が傍にいてくれている。
私の為に病院まで駆けつけてくれた。
静花さんじゃなくて
私の元へ戻って来てくれた。
私を心配してくれた。
『復縁しない』と言ってくれた。
『愛してる』と言ってくれた。
いろんな想いが込み上げて来た。
ポロリ…ポロリと涙が溢れた。
「…どうした?お腹痛むのか?」
心配そうに私を見る彼に
私は首を横に振った。
「…嬉しいの。
咲輝翔さんと一緒にいられるのが…。
ずっと食べられなかった…。
…苦しかった。」
見つめながら涙を溢す私に
「…全く…勝手に暴走するから。」
苦笑いしながらも
「…素直でよろしい。」
と、私の隣にまわった彼は
さらに椅子をくっつけて座ると
「…泣くなよ。」
ティッシュで優しく涙を拭いてくれて
「…一緒にいるから。ほら…。
なるべく冷めないうちに食べろ。」
と、頭を優しく撫でてくれた。