【完】天使の花〜永遠に咲き誇る愛を〜
咲輝翔さんは“うん?”て顔をしながら
「…当然だ…平手打ちだけどな。
羽美花が負った心の傷を思えば
正直平手打ちじゃ足りないくらいだ。」
「……。」
「アイツが羽美花を追い詰めた事や
黒幕と金の取引をしていた事を
甲田の両親達や静花達の前で
白状させたし、殴ったのも
キツく言ってきたのも
アイツ以外の家族は勿論見ていたさ。」
えっ!?
今、『静花』って言った?
やっぱり…静花さんいたの?
そう考えていた私に彼は話を続けた。
「…ちゃんと俺はアイツにも
静花にも言ってきたよ。
『…俺は、羽美花を絶対に離さない。
将来を考えている。
今度こそ幸せになりたいから
妨害するような真似はしないでくれ!』
ってな…。」
えっ!?
『将来を考えてる』と
元奥さんの前で断言してくれたの?
驚きと嬉しさが込み上げた。
「…甲田の両親も
『以前、静花の事で
氷室君には謝りきれないほど
悪い事をしたと思っているのに
今度は静一が
君のお付き合いしている彼女に
悪い事をしたとは…申し訳なかった。』と、頭を下げて謝ってくれたし
静花もアイツも土下座して謝ってた。」
「……。」
「…甲田の両親が
『息子の事を許して頂こうとは
思ってないが、もし謝罪を聞き入れて
頂ける日が来たら必ず謝罪させる。
私達だって一緒に謝罪してもいい。
そして二度と
こんな馬鹿な真似をさせないし
氷室君と彼女の前に姿を現さないから
“告訴”だけは何とか留まって貰えないかと、彼女さんに伝えて欲しい。』
…そう言われたよ。」
そう言って彼は私の頭を撫でると
「…アイツから謝罪は
必ずして貰うつもりだ。
但し、今は
羽美花の体調のケアの方が大事だし
豊島の件で綿貫から報告が
あってからの方がいいと思う。
“告訴する、しない”は
謝罪次第で判断すればいいと思うから
俺に任せとけ…いいな?」
私の目をジッと見た彼の瞳は
普段の部長モードのような
頼もしさを感じた。
「…わかりました。
でも、その時は…
一緒にいてくれますか?
手を握っててくれますか?
一人にはしないで欲しい…。」
そうお願いした私に
「…そんなの当たり前だ!
一緒に決まってるだろ?
俺の『姫花』を
…二度と危険に晒さない。」
彼は優しいキスをしてくれた。
「…当然だ…平手打ちだけどな。
羽美花が負った心の傷を思えば
正直平手打ちじゃ足りないくらいだ。」
「……。」
「アイツが羽美花を追い詰めた事や
黒幕と金の取引をしていた事を
甲田の両親達や静花達の前で
白状させたし、殴ったのも
キツく言ってきたのも
アイツ以外の家族は勿論見ていたさ。」
えっ!?
今、『静花』って言った?
やっぱり…静花さんいたの?
そう考えていた私に彼は話を続けた。
「…ちゃんと俺はアイツにも
静花にも言ってきたよ。
『…俺は、羽美花を絶対に離さない。
将来を考えている。
今度こそ幸せになりたいから
妨害するような真似はしないでくれ!』
ってな…。」
えっ!?
『将来を考えてる』と
元奥さんの前で断言してくれたの?
驚きと嬉しさが込み上げた。
「…甲田の両親も
『以前、静花の事で
氷室君には謝りきれないほど
悪い事をしたと思っているのに
今度は静一が
君のお付き合いしている彼女に
悪い事をしたとは…申し訳なかった。』と、頭を下げて謝ってくれたし
静花もアイツも土下座して謝ってた。」
「……。」
「…甲田の両親が
『息子の事を許して頂こうとは
思ってないが、もし謝罪を聞き入れて
頂ける日が来たら必ず謝罪させる。
私達だって一緒に謝罪してもいい。
そして二度と
こんな馬鹿な真似をさせないし
氷室君と彼女の前に姿を現さないから
“告訴”だけは何とか留まって貰えないかと、彼女さんに伝えて欲しい。』
…そう言われたよ。」
そう言って彼は私の頭を撫でると
「…アイツから謝罪は
必ずして貰うつもりだ。
但し、今は
羽美花の体調のケアの方が大事だし
豊島の件で綿貫から報告が
あってからの方がいいと思う。
“告訴する、しない”は
謝罪次第で判断すればいいと思うから
俺に任せとけ…いいな?」
私の目をジッと見た彼の瞳は
普段の部長モードのような
頼もしさを感じた。
「…わかりました。
でも、その時は…
一緒にいてくれますか?
手を握っててくれますか?
一人にはしないで欲しい…。」
そうお願いした私に
「…そんなの当たり前だ!
一緒に決まってるだろ?
俺の『姫花』を
…二度と危険に晒さない。」
彼は優しいキスをしてくれた。