【完】天使の花〜永遠に咲き誇る愛を〜
ねぇ、咲輝翔さん…。

私はね…本当は凄く嫉妬深いんだよ。

無意識に顔に出ていたみたいで

柴田主任にもしかしたら

勘付かれたかもしれないけど

私はあなたが他の女性に

告白されているのを見た時

話しかけられているのを見た時

わざとらしいボディタッチを

されているのを見た時ね

…やめて!!触らないで!!

そう何度も思ったし

声にして言いたかったよ。



あなたがその人達を

相手にしていない事もわかってる。

ただ、面と向かって嫉妬出来ない。

本当はいつも大好きで、傍にいたくて

愛してるのに…凄く不安なの。

重いと思われたくなくて

甘えるのが怖いの…。

だから、私はこの時だけ…。

ベッドの中で、あなたに愛されて

あなたに抱かれている時だけ

私は偽りなくたくさん囁くの。

『…好き。愛してる。』って。

この愛に未来はあるのかなんて

わからないけど


私はあなたを愛してる。

本当は凄く凄く永遠に一緒にいたいと

そう声にして言いたいくらい愛している。

この想いをこめながら

私は彼の背中にしがみついた。



































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