【完】天使の花〜永遠に咲き誇る愛を〜

「……羽美花!!」

咲輝翔さんの律動が深くなる。

「…あぁん!」

「…締めつけ…過ぎだ!」

意識を手放しそうになるほど

熱くて激しい快楽の波に

溺れてしまいそうになりながら

「…さ…きと…さん…。
好き…あ…愛…してる。」

私はそう愛を囁くと

「…俺も…好きだ…愛してる。」

彼も余裕のない声を出しながら

私を求めて攻め続ける。

何度もお互いに求め合って

何度もキスをして愛を囁き合った後

二人一緒に快楽を越えて絶頂に達した。


行為を済ませて、熱を帯び

息がお互い上がる中で

汗で貼りついた

私の髪を優しくかき分ける彼の腕の中で

私は優しく抱き締められた。


“愛してる…咲輝翔さん。

この幸せが永遠に続いて欲しい。

永遠に咲き誇って欲しい。

彼の心の中にはいつも私だけの愛が

咲いていて欲しい…。”



そう思いながら

いつしか私は眠りについた。
< 28 / 320 >

この作品をシェア

pagetop