【完】天使の花〜永遠に咲き誇る愛を〜
「…なぁ、静花。」
黙って聞いていた俺は口を開いた。
「…俺の気持ちを知っていながら
お前は俺を好きじゃなかったのか?」
「……。」
「…あの結婚式も
全く気持ちが篭ってなかったのか?
誓ったんだろ?
あれは、偽りの誓いか?
ドレス選びも招待状も打ち合わせも
俺の事好きでもないのに
愛もないのに
嫌々ながら応じてたのか…?」
「……。」
「婚姻届隠してまで
俺の戸籍に入るのが
俺の苗字になるのが
そんなに嫌だったのか?」
「……。」
「…『出張』だと
嘘をついてたのも俺は知ってる。
戸叶の元へ浮気に行って
俺を裏切って出て行く
タイミングをうかがってたのか?」
「……。」
「…エリアリーダーになって
喜んでたじゃねえかよ!!
『仕事したい』って
言ってたじゃねえかよ!!
なのに…それすら捨ててまで
戸叶の元へ行きたかったのか?」
「……。」
「…俺の子どもを産むのは
そんなに嫌だったか?
戸叶の子どもなら妊娠出来て
俺の子どもを妊娠するのは嫌なのか?
そこまでして
戸叶と一緒になりたかったのか?
…なぁ、答えろよ!!
答えてくれよ!!…なぁ、静花!!」
声が荒くなる。
俺の瞳から熱いモノが溢れ落ち
次々と頬を伝っていく。
何歳であろうが、男であろうが
もう関係ない。
身体中をえぐられるように
骨の髄までズタスタにされ
悲しみのナイフが
次々と突き刺さった。
黙って聞いていた俺は口を開いた。
「…俺の気持ちを知っていながら
お前は俺を好きじゃなかったのか?」
「……。」
「…あの結婚式も
全く気持ちが篭ってなかったのか?
誓ったんだろ?
あれは、偽りの誓いか?
ドレス選びも招待状も打ち合わせも
俺の事好きでもないのに
愛もないのに
嫌々ながら応じてたのか…?」
「……。」
「婚姻届隠してまで
俺の戸籍に入るのが
俺の苗字になるのが
そんなに嫌だったのか?」
「……。」
「…『出張』だと
嘘をついてたのも俺は知ってる。
戸叶の元へ浮気に行って
俺を裏切って出て行く
タイミングをうかがってたのか?」
「……。」
「…エリアリーダーになって
喜んでたじゃねえかよ!!
『仕事したい』って
言ってたじゃねえかよ!!
なのに…それすら捨ててまで
戸叶の元へ行きたかったのか?」
「……。」
「…俺の子どもを産むのは
そんなに嫌だったか?
戸叶の子どもなら妊娠出来て
俺の子どもを妊娠するのは嫌なのか?
そこまでして
戸叶と一緒になりたかったのか?
…なぁ、答えろよ!!
答えてくれよ!!…なぁ、静花!!」
声が荒くなる。
俺の瞳から熱いモノが溢れ落ち
次々と頬を伝っていく。
何歳であろうが、男であろうが
もう関係ない。
身体中をえぐられるように
骨の髄までズタスタにされ
悲しみのナイフが
次々と突き刺さった。