【完】天使の花〜永遠に咲き誇る愛を〜
***
どのぐらいそうしてたんだろう…。
咲輝翔さんと私は
いつもよりたくさん会話をしながら
何度も抱き締め合い
何度もキスをしては
“クスッ”と笑い合いながら
また抱き締め合って
またたくさん話をした。
いつの間にか
お互いの涙は止まっていた。
茉優莉先輩の言う通り
私達は確かに
コミュニケーションが不足してた。
好きだからこそ不安になり過ぎて
大事な事を聞けていなかった。
信じられていなかった。
知らず知らずのうちに
お互いを傷つけあっていた。
そして、私は彼に
『愛してる』『好き』だと
面と向かって言えていなかった。
いつもベッドの中だけだった。
「…ごめんなさい。
私は『好き』って面と向かって
言えてなかった。」
彼はいつも私に言ってくれていたのに
彼だって本当は不安だから
聞きたかったと思うのに…。
すると
「…いいよ。
羽美花も笠置の件があったし
俺が強引だったから不安だったんだろ?
でも、ベッドで羽美花は
『愛してる』って言ってくれるし
俺に爪を立てて、引っ掻いて
求めてくれてたから
“羽美花は俺を嫌いじゃない”と思って
毎回ちょっと安心していたけど。」
あっ、バレてた…。
私がいつもベッドでしか
言ってなかったって事を…。
紅くなる私に彼はクスッと笑った後
少し真面目な顔になって
「…でも、本当は
面と向かって聞きたかったから
これからは言ってくれる?
そっちの方が嬉しい…。」
と、私の目を見て言った。
「…はい。咲輝翔さん好きです。」
「…うん…ありがとう。
俺は羽美花を愛してる。」
私は再び彼に抱きつくと
彼も優しく抱き締めてくれた。
どのぐらいそうしてたんだろう…。
咲輝翔さんと私は
いつもよりたくさん会話をしながら
何度も抱き締め合い
何度もキスをしては
“クスッ”と笑い合いながら
また抱き締め合って
またたくさん話をした。
いつの間にか
お互いの涙は止まっていた。
茉優莉先輩の言う通り
私達は確かに
コミュニケーションが不足してた。
好きだからこそ不安になり過ぎて
大事な事を聞けていなかった。
信じられていなかった。
知らず知らずのうちに
お互いを傷つけあっていた。
そして、私は彼に
『愛してる』『好き』だと
面と向かって言えていなかった。
いつもベッドの中だけだった。
「…ごめんなさい。
私は『好き』って面と向かって
言えてなかった。」
彼はいつも私に言ってくれていたのに
彼だって本当は不安だから
聞きたかったと思うのに…。
すると
「…いいよ。
羽美花も笠置の件があったし
俺が強引だったから不安だったんだろ?
でも、ベッドで羽美花は
『愛してる』って言ってくれるし
俺に爪を立てて、引っ掻いて
求めてくれてたから
“羽美花は俺を嫌いじゃない”と思って
毎回ちょっと安心していたけど。」
あっ、バレてた…。
私がいつもベッドでしか
言ってなかったって事を…。
紅くなる私に彼はクスッと笑った後
少し真面目な顔になって
「…でも、本当は
面と向かって聞きたかったから
これからは言ってくれる?
そっちの方が嬉しい…。」
と、私の目を見て言った。
「…はい。咲輝翔さん好きです。」
「…うん…ありがとう。
俺は羽美花を愛してる。」
私は再び彼に抱きつくと
彼も優しく抱き締めてくれた。