【完】天使の花〜永遠に咲き誇る愛を〜
お付き合いして
初めて迎えたクリスマス。
休日の満君のマンションを訪ねて
一緒にケーキを食べて
クリスマスプレゼント兼
就職祝いにと私にくれたのは
花のデザインが施された
可愛いネックレス。
満君はそれを前から腕を回すように
私の首につけてくれた。
そのまま満君に引き寄せられて
抱き締められた私は耳元で
「…早くこうしたかった。
羽美花がオトナになるのを待ってた。
….…好きだよ。」
と囁かれた後
思考を止めるくらいに甘く
私を蕩けさせてしまうくらい
熱いキスを何度も何度もされた。
私のファーストキスは
段々とディープで刺激的になって
電気が走るくらいに
全身が甘く痺れたけど
大好きな満君と出来た幸せに
途中で涙が溢れた。
満君は泣いた私に驚いたけど
ファーストキスと聞いた時に
嬉しそうな顔をして
再びギュッと抱き締めてくれた。
ココロに植えられた
幾つもの蕾が花開くように
私は毎日幸せを感じてる。
満君とは部署が違うし
私のシステムメンテナンスの
担当部署は営業部だから
経理部に行く事は今のところはない。
仕事モードの満君を
なかなか見る機会は少ないけど
社内で会うと
爽やかで優しい顔をしてくれる。
私はまた幸せな気持ちになれる。
一言で言い尽くせないくらい
私は満君が好き。