Light and Dark


「じゃあ行きます。愛奈ちゃん……ありがとう」


「ありがとうございましたっ……」


『さようなら』


「はいっ、また……」


「っ……お元気で」



そして二人は扉の奥へと姿を消した。









『必ず助けに来る…か……』



そんな日なんて、来るはずない。







だけど…


『…待ってる』





そう一人呟いてクローゼットを閉じた。

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