SOMEHOW
「・・・イヤ?“遊び”だけど、付き合ってんでしょ?俺ら。」



可愛い笑顔を見せながら言う裕也君。



ちょっ・・・その不意打ちな笑顔は何っ!!??

ドキドキがもっともっと大きくなって、隣にいる裕也君に伝わりそう。



「うん、付き合ってる。」



少し声が震えてたの、バレたかな?

照れ隠しのために裕也君の肩に頭をあずける。

ちょっとだけ驚いた表情を見せた裕也君。



だけど何も言わず、優しく肩を抱いていてくれた。



“浮気”という関係のくせに、幸せを感じてる自分がいる。

こんなことされていると、自分が彼女になったような錯覚に、もっともっと陥っちゃうよ。





裕也君が、優しすぎるせいだよ・・・。


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