SOMEHOW
・・・そうしてその日から俺らは週末に俺の家で2人きりで遊ぶようになった。


“遊ぶ”というよりも、話しをしたり、一緒にメシを食ったりするだけなんだけどな。



たまに俺は瑠奈との予定のせいで、理緒との約束をキャンセルする日があったりもしたけど、


理緒は文句一つ言わない。




それに理緒は、俺の中へ一歩踏み入れようともしない。


だけどこの関係が、この雰囲気が、俺にとって一番居心地がいいのかもしれない。



それでも理緒はよく笑うんだよな。


ソレを見れば、俺もなんだか嬉しくなるし、自然と笑みがこぼれるんだ。


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