SOMEHOW
「今日の放課後、屋上にきてくれない?話したいことがあるんだよね。

・・・もしかして今日、用事あったりとかする?」



俺、今日言うんだ!って、自分の事ばっか考えてたけど・・・

もし理緒が今日、用事あったら聞いてもらえないよな・・・。

ドキドキ高鳴る心臓。

理緒は意味が解らない、という顔をしてる。

・・・Yesか?Noか?





「・・・いいよ。屋上で待ってればいいんだよね?」


その言葉を聞いてほっとした。

よかった。とりあえず、俺の話は聞いてもらえる。


告白の返事がどうなるかは、別の話だが。




「おう。それじゃ、また放課後に。」


そういって俺は自分の席に戻った。

予想外にも緊張してしまった俺は、疲れが押し寄せてきたので、机に伏せて目を閉じた。

これだけでこんなにも緊張して、疲れてたら、放課後はどうなることやら。

だけど俺は想いを告げると決めたんだ。しっかりしなきゃな。
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