SOMEHOW
そんなことを考えながらメイクをしていると、突然私の携帯が鳴り出した。

ディスプレイに表示されたのはもちろん・・・


「もしもし?」

『あ、理緒?』

「うん、どうかしたの?裕也君。」

『今日のことなんだけどさ、会う時間、夜に出来ねぇかな?』

「・・・うん、いいよ。」



一瞬、断られるのかと思った。

だから時間変更の話だってわかって少し安心した。

思わず少しだけ、安心の溜め息が出た。



・・・でも昼間はダメって事は、彼女とデートでもするのかな?

彼女となら、昼間に堂々と外を出歩けるもんね。

というか、裕也君の本命は彼女・・・瑠奈ちゃんだもんね。



私の約束より優先されて当たり前か。
< 35 / 217 >

この作品をシェア

pagetop