SOMEHOW
そんなことを考えてたらなんだか嬉しさがすごくこみ上げてきて、泣きそうになっちゃった。

泣きそうな顔なんて裕也君に見せたくないから、思わず反対方向を向いてしまった。

辺りは暗いから、多分表情まで見えてなかっただろうけど。



そのまま、2人の間に沈黙が流れる。

けれどその沈黙が心を落ち着かせてくれた。

・・・って思ったけれど、突然後ろから裕也君に抱きしめられた。



びっくりして、心臓が飛び出しそうだよ!

今もまだ、心拍数は上昇中。裕也君に伝わっちゃいそう。

恥ずかしいから、気づかないでいて・・・。



ドキドキを紛らわすために、私は話をした。

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