SOMEHOW
そこから先の記憶は全くなくて、気がついたら自分の部屋に戻ってた。

すごいな、人間って。頭働いてなくても、自分の家に帰ることが出来るんだ。



部屋に戻っても涙は止まることなくて、胸は締め付けられたまま。

ベッドに入って寝ようと目を閉じるけど、まぶたの裏に鮮明に甦る仲良さそうに歩く2人。



もう、考えたくないのに。

もう、思い出したくないのに。




そうして私は泣き疲れたのか、いつの間にか眠っていた――・・・。
< 68 / 217 >

この作品をシェア

pagetop