SOMEHOW
だけど現実は私の思い通りになんて進まない。

希望は見事に打ち砕かれたよ。

裕也君は何も言わなかった。引き止めもしなかった。



私の恋は、叶うことはなかった。

やっぱり彼女には、勝てないものなんだね。





私の記憶に残ったのは、抱きしめられた温もりと、キスの温かさ。

そして・・・寂しさと、裕也君の悲しそうな顔だった――・・・。
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