不器用な僕たちは……
…翼…







恵那にパシられて文具店へ








野球やってるからって言われて来たのにやってないし……











せっかく来たんだから学校まわってみるか








ここって確か金原さんが通ってる学校だよな……
















ん?















あの背中…………
















『金原さん』

















振り返るその顔は















やっぱり










あ〜やべぇ






こんな休日に会えるなんて…










てかメッチャ驚いてる笑













『えっと…じゃあ一緒に草取りをやって?』










『了解』













『やっぱ元野球部だから野球気になるの?』










『うん やるより見るのが良いんだ』









……?







てか俺金原さんに言ったっけ…?











そんなことを聞いたら










金原さんは恵那と昨日会って









結構友好的な関係になったらしい














いやいや展開早すぎだろ











まぁ良いんだけど













俺たちが兄弟だってことも知ってる


















『金原さん美化委員会とかなんかなの?』









『んーん〜園芸部的な?やつかな〜』









『へぇ。金原さん美術部じゃなかったっけ?』







『アタシ土とか花とか落ち着くから勝手に花の水やりしてたら校長からじゃあ園芸部になれって言われてなったの笑』












『なんかむちゃくちゃだね笑

部員は?』







『アタシだけ笑

なんだったら先生、なってよ笑』












俺が金原さんと同じ年だったら……







同じ学校だったら……















『休みの日とか暇な日は来れるよ』











『じゃあある日は教えるから笑』










『いつでも呼んで
本気で』











『ホントにぃ〜?だったらホントに呼んじゃうよ〜笑』










『塾の日に教えてね』











『りょーかいデス♪』










これ本気なんだけどな~……










マジで呼んでくれんのかな…










いつでも行くのに……










そうこうしてる内に昼










花壇はやっと草がなくなった位












『金原さんはお昼どうすんの?』










『ぅ~ん…近くのセブンで買ってそこら辺で食べてからまた花壇の修理』










『じゃあ俺セブンまで連れてくよ
そんで俺も食べる』











『良いよ!だって2人でも一日かかると思うし……』











『俺も土いじるの好きだから
やらせて』











『じゃあわかった!メッチャ助かる~ありがとう~♡』













あ~もーー……可愛いから……////









『じゃあセブン行きますか?』










『はーいっ♡』


















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