不器用な僕たちは……
セブンはホントに近かったから徒歩で行くことに
お互いの食べるモノを買って公園へ
金原さんはひと気の無いトコロがいいとここにしたらしい
やっぱこれって見られちゃ困るよな
俺私服だし
はたから見たら俺たちってどう見えるんだろう……
やっぱ兄妹とかか?
そうだよな……
『今日めっちゃのんびりしてるかも〜』
『かもね笑』
『金原さんはなに買ったの?』
『梅のおにぎり3個とヨーグルト♡』
『………ミスマッチじゃない?笑』
『いいのー!怒
そういってる先生だっておでんとサンドイッチじゃん!』
『え、あかん?』
『あかんデスよ!』
『あ、やべ飲み物買ってくんの忘れた』
『じゃあアタシが買ったのあげるよ』
『え?あ、どうも……』
ん?
ちょっとまて
てことは……
間接キス……⁉
うぉーーー大胆だな金原さん!!
ジーっと俺がペットボトルの飲み口を見ていたら
『あ、大丈夫 アタシ口つけてないし2本買ったから~』
クッソーーーーーー泣
期待した俺がバカだった泣
『そう…(泣)』
…………
『あ~食べ終わった~☆
けどもうちょっといよ?休みたい♡』
『ok。』
ちょうど日が当たってて心地よい
そしたら犬を散歩してたおばさんがちょうど通りすがった
『『こんにちは~』』
『あ〜らこんにちは~
近頃のカップルは街とかじゃなくて公園にも行くのね~
やっぱりそ〜ゆ〜のいいのネ~
お金かからないしっ
あっ邪魔してゴメンなさいネ~うふふっ♡』
は?
あのおばさん俺たちのこと恋人だと…
マジかーーーーーー!嬉
『もーう!違うのにネー笑
めっちゃスゴイ勘違いしてるよ、あのおばさん…』
だよな……
あり得ないよな……
もし、そうだったら?
なんて
聞けなかった