不器用な僕たちは……
『澪』
『瞬くん、、
おはよー
あっ宿題やってきた?ちゃんと!』
『やってねー
今からやるから大丈夫だろ』
『またぁ⁈そんなんじゃ頭悪くなるいっぽうだよ!』
『元から悪いんで、俺』
雰囲気は似てるのになんでこんな不良っぽいんだろ…
『なぁ、…』
『ん?なに?』
『お前、お兄ちゃんでもいんの?』
『へ?アタシ一人っ子』
そういってアタシは自分の胸に指を指す
『昨日背ぇ高い男が一緒に草取りしてたろ?』
見られてた…!!!
なんて弁解しよう…⁇
お兄ちゃんなんていえないし
まして塾の先生なんて…
《まぁ誰も生徒と教師なんて思わねーよ
叔父と姪位に思うんじゃないの?》
オジとメイ……
『おじさん!アタシのお父さんの弟なの
塾で先生やってて…
時々車で迎えに来てくれるんだ』
『あっそ』
瞬くんは興味なさそうにまた宿題をやろうと手を動かす
とんだ嘘ついちゃった…
まぁ言われてみれば、だから大丈夫だよね…
翼さん、……ごめんなさい…泣
おじさんなんて…
でもホントに親戚だったら良かったのにぃ……
『変なヤツだったら…』
『ん?』
『変なヤツだったらぶっ飛ばせたのに』
なにを言うかと思えば……
『そんなことしたらアタシが許さない』
翼さんはアタシにとって大切な人だから
『へーへー』
瞬くんももうちょっと真面目でおしとやかだったら
【第二の翼さん】
なのになぁ…
『もーったいなぁ…』
『は?』
『なんでも』
やっぱ先生が1番だねぇ♡