わたしから、プロポーズ
最愛の恋人
私には、一生一緒に居たい人がいる。
側にいて、側にいてもらって、愛して愛されて…。
そんな人がいる。
それは、付き合って3年になる恋人、瞬爾(しゅんじ)の事だ。
伊藤瞬爾、33歳。
私より5歳年上の営業課長。
私は、瞬爾と同じ職場の同じ営業部で働いている営業ウーマンだ。
大手電機メーカーの本社で、法人営業という“花形”のポジションに立っている。
そこで瞬爾は、私のライバル課の課長をしているのだった。
ただ、ライバルといっても足を引っ張り合うのではなく、お互いを刺激し合う関係。
だから、違う課といえども、瞬爾には仕事の上で教えてもらう事は多かった。
そして、自然と距離も縮まっていき、いつしか恋人同士になったのだった。
そんな瞬爾とは、いまや社内では公認の仲で、現在同棲中。
きっと、近い未来に言ってくれると信じている。
そう、プロポーズの言葉を…。
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