幼じみは意地悪彼氏⁉︎
「てかもう8時だけど?入学早々遅刻する気?」
そう言って余裕そうに笑っている湊
「え⁉︎ どうして早く教えてくれないのー!?」
そう!今日は高校の入学式!
この悪魔と一緒の高校っていうのがちょっと不安…。
こいつ中学校の頃から私に意地悪なことばかりしてくる。
まぁ、私も結構反抗してるんだけどね…
なんでこんな奴とまた三年間過ごさなきゃならないの!
そして、急いで鏡の前で髪の毛のセットをしていると
「早くしてくんねえ?マジお前トロい。」
湊がそんなことを言いに来た。
そして、私の中の何かが音をたててキレた。
「そこまで言うなら先に行けばいいじゃない!」
「そんなのできたら、とっくにしてるわ。お袋がうるさいんだよ 、愛夢ちゃんと一緒に登下校しろって。おまえみたいな女襲うやつなんかいるのか?」
そう言ってケラケラ笑ってるあいつ。
「うるさいなぁ!私だってあんたなんかと一緒に登下校なんて嫌よ!」
「俺だって嫌だわ。けど、待ってやるよ。あとから、めんどくせぇことになるのも嫌だしな。」
と言って
茶色の髪をいじってまた私を待ち出すこの男。